発達凸凹娘との日常

2017年度に小学校入学の娘がいます。2016年10月中旬にまさかの発達障害指摘!色々もがいてるなうでございます。

あれから3年が経ちまして

お久しぶりです。ずっと放置してたよブログ。

放置している間に世界は大変なことになり、我が家もだいぶ様変わりしました。

 

1.娘のその後

通級は3年生まで通い退休になりました。

退休自体は保護者・本人の意思が尊重されるわけなのですが

通級志望者が増えていること、現在の通級も定員がいっぱいとのこと

何よりも娘の情緒がこの3年間でぐんと伸びてだいぶ周囲と変わらずに

生活ができるようになったのが大きかったです。

(忘れ物はマダマダだけど)

 

WISCは2年生の時に再度検査しましたが

言語理解:135

知覚推理:115

ワーキングメモリー:106

処理速度:88

という結果で言語理解以外はほぼすべてダウン。

とはいえ、年齢が上がったことによるものであり

全体平均としては水準以上(全検査IQ118)なので能力の低下ではないということでした。

さて、そんな娘ですが娘の性格や現在の人間関係、生活状況

もろもろを考えて、一旦中学受験の方向で舵をきることになりました。

 

2.息子のこと
息子は娘の2歳下。赤ちゃんの時は本当に手がかからなく

大人しくてよく寝る子だったのですが

年中くらいから遅いイヤイヤ期のようになり

集団活動に拒否反応を示したり、気持ちの切り替えが

難しくなってきました。そのため、早々に保育園で加配のお伺いを

たてられておりましたが、その当時はまだ娘の方が困り感が強いということで

加配のみで特に療育などはせず。

 

小学校進学前にWISCもとりましたが

言語理解:99

知覚推理:124

ワーキングメモリー:94

処理速度:88

ということで、娘より凸凹差も少なく体感的な困り感はそこまで

強くなかったので普通級の進学となりました。

 

1年生の時は順調で、授業態度も問題なかったのですが

1年生秋ぐらいから家庭での荒れ具合がだいぶ目立つように・・・。

通級の面談でも娘の面談なのに息子の相談をすることもあり

娘が退級となるので通級とのつながりだけでも作っておこうと思い

年度末の申請となりました。

 

そして時代はコロナ禍となり、緊急事態からの休校となるわけです。

これがまあ色々地獄で、家庭での娘と息子のぶつかり合いの中

自宅でフルタイム&保育。しんどかった・・・。

 

休校が明けて、2年生の普通級&通級がスタートしました。

1学期は息子は何事もなく順調に学校生活を過ごしているとのことでしたが

徐々に家庭で生活が落ち着いていく中で、学級生活の方が荒れてしまい

2学期はほぼ毎週のように、教室脱走・他児童への他害・物の破壊行動・・・。

 

通級や学級担任の先生も辛抱強く環境調整をしていただきましたが

これは本人も辛そうだなという状況のため、投薬治療にもふみきることに。

 

最初は漢方(抑肝散)からスタートしましたが

大きな効果はみられないため、2〜3週間ほどでリスペリドンに切り替えることに。

1日0.25mg・2回からはじめて、今は0.5mg・2回に増やして様子をみています。

 

色々大変だけど、まあ運命だと思って(笑)少しでも子供たちが

楽しく暮らせる様な仕組みを考えていけたらと思ってます。

楽しいのが1番だよね。

 

 

低学年女子あるあるのめんどくさい人間関係

娘の学校は集団登校ではないので、朝は同じマンションのお友達と

待ち合わせて登校する。

 入学前に仲の良いママ友と示し合わせて

通学の練習も一緒にやった3人組である。

 

女子3人組ってそのうち揉めそうだよね、とママ達では話していて、

もう1人加えて4人で登校してもらおうとしたが、結局娘らは

よく知ってる3人で登校するようになった。

 

朝の登校を見守ってると、娘は途中から同じクラス仲の良い子と会うと

3人組から外れてその子とお喋りして登校している模様。

 

そんな娘が最近3人組の2人に入れてもらえないとぼやき出した。

まあ喧嘩もしょっちゅうだし、そうはいっても週末は一緒に遊ぼうって

誘われて遊んだりもしてたし、そういうこともあるよね~、という感じだった。

 

でも、朝娘の登校を見守ってた旦那によると、待ち合わせから

娘は2人の3メートルくらい後ろを1人で歩き、前を歩いてた2人は

振り返って娘が後ろにいるのを見るや否や2人で走って行ってしまうのだそう。

 

まあ、そういうことはあるんだろうなーと覚悟してたけど、

いざ娘がその渦中になると心中穏やかではない。

 

帰り際、それとなく娘に聞いてみると、仲間に入れてもらえないし

すぐ2人でこしょこしょ話する、とのこと。

 娘には、一緒に行きたくないなと思ったら違う子と

一緒に行ってもいいんだよ、と伝えた。

 

その翌日からは、娘も無理に前の2人についていかず

同じマンションの別の子に声をかけて行ったそう。

(大規模マンションで良かった!)

 

今回はたまたま、外される側になったけれど

もちろん娘が外す側になることだって今後はないとはいえない。

その時に、外された相手がどんな気持ちになるか

そういうことが娘の経験になるといいと思っている。

 

宿題ができない発達障害児はどうすれば宿題するようになるのか問題

小学校の宿題がどんどん難しくなってきました。

算数は1桁の足し算だったのに、いつのまにか2桁の足し算引き算、

繰り上がり、繰り下がり、8−2−1といった複数の引き算など…。

 

国語に関しては漢字の書き取りなので、必ずお手本があるので

なんとかなりますが、算数に関しては苦戦している様子。

 

プリントとにらめっこして数分…まったく取り掛かろうとしないので

「どうしたの?」と聞いてみると「やりかたがわからない」とのこと。

 

こちらが教え始めると、それきっかけで思い出すことが多いので

授業は聞いているは聞いているけれど、インプットが弱いのかな?といった様子。

 

しかし、それ以上に今頭を悩ませているのが

なかなか宿題に取り掛からないということ。

 

宿題をしていても、「ねえ、今日ね〜学校でね〜」と話しかけたり

弟がおもちゃを触ってると、それに参加しようとしたり

テレビなんかついてると手の動きは全く止まってしまったりしてしまう。

 

こちらも脱線しまくる娘をなんとか誘導するものの、家事や夕飯の支度などで

そうつきっきりというわけにもいかず。

そして、寝る前にようやく宿題にとりかかるけれど、この頃には眠くなり

鉛筆を持ったままミミズのような線を書くのがやっと…という体たらく。

 

宿題は毎日毎日1枚ずつプリントが配られるので、たまってしまうと

どうしても焦りが出て親もイライラしてしまい、最終的に

「だから今日ずーっと言ってるのにやらないから眠くなったでしょ!

なんで最初からやらないの!」とキレてしまう。

 

どうすれば宿題やるようになるのだろうか…。

 

ということで、早速Google先生にお伺いをたてることに。

 

ざっくり検索してみたところによると、ADHDの子などは

やはり注意力散漫になってしまうので、なるべく刺激の少ない

静か、目に多くのものが入らない環境で勉強させると良いらしい。

 

我が家の宿題環境はリビング学習。寂しがりやの娘なので、どうせ

子供部屋作って学習机おいたところで勉強するのはリビングでしょーと

思って、リビングでやらせているのだけど、それも難しいのかな。

 

狭い家でもダンボールで個室を作れる、というのを聞いたことある。

こんなのとか

cf-net.works

こんなのとか

youpouch.com

 

どちらも大人のガチ勢向けって感じでお値段もそれなりなのだけど

こういうイメージのダンボール机とかで刺激をシャットアウトした

空間を作ってみるのはどうだろう。

 

娘は、宿題の導入はどうしても授業の内容を思い出す、というところがあるから

導入部分はそばにいて、できるようになったら、そっとダンボールの囲いを

つけてあげるイメージ…(笑)

 

あとは、大人が一緒に宿題をやってどっちが早くできるか競争!ってのも

喜んでやりそうな気もするけれど、ちょっとこれは逆にやる気なくす

リスクもありそう。

 

うーん、ちょっと試行錯誤してみます。

 

 

小学校の宿題プリントから見る娘の課題

小学1年生の娘は、毎日宿題のプリントを持ち帰る。
表が国語の書き取り&音読、裏が算数の計算問題という内容。

 

近年は子供の宿題を親が○つけするのが主流らしく
娘の宿題にも「おうちのひとのしるし( )」の欄がある。

 

そんなわけで、毎晩宿題チェックを行っているのだが
娘がいかにもひっかかりそうな問題があった。

 

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これは算数。
「どちらのほうが長いかな?」という問題で
イラストの情報から長い方を読み取り、○をつける。

 

このイラストには定規が添えてあり、要は定規の線の数が
多い方が長いという答えになると思うのだけど
娘が着目したのは定規の全体の長さ。

 

イラストのバランスをとるため?特に意図はないのだろうが
そもそもの定規の全体の長さが違う。

 

「どうしてこっちの定規とあっちの定規は長さが違うの?」から
始まり、そもそもの定規で測っているノートの長さについては
まったく頭からすっとんでしまった様。

 

なんとか、本来のどちらが長い?の質問に誘導して
宿題を続けさせるが、恐らく今後も娘はこういうことがあるであろう。

 

特に旅人算とか、ひっかかりそうだよなあ~。
A君とB君はすれ違ったのになんで一緒に帰らないの?とか
モンモンとしそう…。

 

たくさんの情報を読み取る力はすごいのだけど、処理能力が低いので
どうしてもキャパオーバーとなってしまう娘。

 

この辺どうやってフォローしていくか、今後の課題である。

夏休み明けの通級

楽しい夏休みも終わり、通級初日。

通級用の連絡帳には、夏休みの出来事と1学期中に課題と感じていた

「ありがとう」と「ごめんなさい」の進捗度合い、

それから夏休み中に成長を感じた出来事を書く。

 

通級初日は今までの個別指導に加え小集団活動が始まる。

小集団の活動内容はチームを組んで行うゲームだったそう。

 

娘はゲームでの自己紹介で名札を隠して見せたがらなかったり

負けると同じチームの先生をバシバシ叩いてたそうだ。

そして、通級担任のN先生はこれを課題と感じており

個別指導で重点的にみていきたいとのこと。

 

この話を聞いて「本当通級いかせてよかったー!」と思った。

 

目上の人や友達を加減なく叩いたり、自分に不利な状況を

作り上げたくない気持ちから、ずるをしたりごまかしたりすることは

普段娘と接していて、叱ることの多いシチュエーション。

そして、なかなかスッキリ改善されない特性である。

 

不思議なもので、困ったり手のかかる特性だったとしても

年がら年中それを目の前にして一緒に暮らしてると

どうしても耐性がついてしまう。

 

さらに言うならば、「こうきたらこうしないと

娘が絶対困ったアクション起こす」といった予測がつくので

自ずと回避する対応をとってしまうのだ。

 

でも家族はいいとしても、社会にでるならそうはいかない…。

どんな集団でもそれなりに馴染み、自分のポジションを築く能力はほんとに大事。

 

そういう訳で、気づいていてもなかなか要点を課題として

すくいあげられなかったのだけど、さすが通級担任はプロ!

しっかりとした課題点をあげるとともに

その訓練プランまでたちあげてくれている。

 

これこそ、まさに親にはしてあげられない教育で、

本当に通級にいかせてよかったと改めて思った。

 

娘よー、がんばれ!

七五三前撮り

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七五三の前撮りに行ってきました。

娘は早生まれなので来年7歳。そして息子は今年5歳。

数え年+満年齢換算で、2人いっぺんに済ませてしまいます。

 

今回お世話になったスタジオは予約が激戦で有名なライフスタジオ。

 実は娘が3歳前の時に初めて利用したのだけど、

子供写真館で有名なスタジオアリスとは違い

家の中のようなゆったりかつおしゃれな空間で

専属カメラマンがフレキシブルに動いて撮影してくれるスタジオです。

 

いわゆる目線をそろえての写真館!的な仕上がりとは異なり

目線外した笑顔、日常の何気ないスナップ的な仕上がりで

そのシャレオツ感から大人気スタジオに。

 

通常のスタジオだと、撮影した写真から買い取る写真を

選別するのがとても難しいのですが、ここのスタジオは

75カットのデータが3万円なので、アルバムよりデータ派の我が家にはありがたい。

 

土日、かつ枠の少ない七五三だったので激戦ではあったけれど

2~3回のチャレンジでめでたく予約がとれたのでした。

 

七五三と言えば思い出すのは娘3歳の七五三。

今思い返せば手のかかる娘。2歳で撮影する勇気はなく、

満年齢3歳まで待って撮影とお参り。

 

しかし、これが地獄のようだった!

3歳は被布があるので、私の母に着付けてもらったのだけど

いかんせんじっとしていない。

なだめながらもなんとか着付けたけれど

普段と違う格好に娘のテンションアップ!

 

写真撮るときもゲラゲラ笑いながらグネグネしまくりで、ほぼ立っていられず。

めでたい晴れ姿なのに、私たちも祖父母もみんな眉間に皺っていう…。

 

極め付けはお寺のお参り。

これは私のリサーチ不足で祈祷の時間が30分くらいで長かった。

テンションアップな娘には当然耐えられるはずもなく、

大声出す、体を揺するで落ち着きがない。

しまいには隣にいた弟に手を出して喧嘩が始まり、

弟は祈祷の中で大号泣。母真っ青。

 

そんな苦い思い出があるものだから、ヒヤヒヤしてたのだけど

さすがプロの腕。

 

撮影係・あやす係とスタッフのタッグで、

うまく娘を誘導して写真を撮ってくれる。

娘も前回と違い、かわいく撮られるということに集中しており、

ひたすらキメ顔を連発。

 

出来上がった写真は本当に素晴らしいものでしたー。感激!

 

11月の本番・祈祷も滞りなくすみますように!

1学期末の通級個人面談

5月に初回の通級個人面談が始まったと思ったら

7月に再び学期末の個人面談です。

 

今回は1学期の通級の様子や振り返りの内容でした。

 

夏休み前の最後の通級指導の内容はなんとみんなでピザ作り!

 

親的にはなんだか楽しそうでいいわねえ~という感じですが

なんと、これも通級指導としての意図があるんだとか。

 

そう、今まで様々な教具をつかって、場面別の対応・声掛け方法や

状況判断の訓練を行っていたけれど、これが実際のリアルになると

どうか、というところ。

 

ピザを作る、という集団でのアクションを通じて

  • 手順にうつるまえに、まわりに声をかける
  • わからないことは人に聞く
  • なにかしてもらったりしたらお礼を言う

などを実践していくのだという。

 

娘の場合は、おおむね楽しく仲良く過ごせていたが

気になる点としては「お礼がなかなか言えない」ということ。

 

そう、娘は「ありがとう」「ごめんなさい」を言うことが非常に苦手だ。

基本的に心から必要に迫られた!と感じた時には

自分から発することができる。

 

でも、ちょっとしたこと、深々のお礼を述べるシーンではない時に

そのセリフはなかなか出てこない。

まるで「ありがとう」「ごめんなさい」って言ってしまったら

負けと思ってるみたい。(実際はそう思ってるのかは知らないけど)

 

そんなことを面談で話しながら、夏休み明けの通級指導は今までの

マンツーマン指導から、今回のような小集団での指導にシフトしていく、

とN先生は言っていた。

 

座学で学んだことがどれくらい実践に生かしていけるのか、

不安半分、期待半分といったところである。