発達凸凹娘との日常

2017年度に小学校入学の娘がいます。2016年10月中旬にまさかの発達障害指摘!色々もがいてるなうでございます。

娘にビンタした日

久しぶりにビンタしました。

ぺちって軽いんじゃなくて、ビンタ!って感じの。(どんなだよ)

 

事の発端は、保育園から帰宅した娘がまっさきに「お勉強」を始めたことから。

この「お勉強」は、こどもちゃれんじの小学生の先行教材で

DSみたいなタッチパネルでひらがなや数字の勉強ができるスグレモノ。

これが娘のドツボにはまっていて、寝る直前までやりたがる。

 

内容的にはお勉強なので、ゲームのように制限もかけてない。

しかし、やることもやらずにそれだけというのは頂けないわけで。

 

そんなことを思ってたら、娘が「なんか変なのが出てる!」と画面を見せてきた。

電池切れのマークが表示されていたので、それを伝えると

「自分で変える!」とドライバーを取り出してきた。

 

そこではじめて「先に手洗い、帰ってきた後のお支度終わってからにしてね」と声をかける。

しかし娘は完全にスルー。華麗なくらいにスルー。

こちらも負けじと何度も声がけ。

 

電池カバーの蓋がうまく外れないらしく、娘がイライラし出した。

でも、頑として私には助けを求めず。

 

「あーーー!」と叫びながら教材を叩き出す。

「壊れるよ」

「壊れたら遊べないよ」

「帰ってきたらなにするんだっけ?」

と聞いても全然反応せず。

 

そんなときに息子が娘にチョッカイを出したもんだからあっという間に揉み合いに。

 

ドライバーを持ったままなのでとっさに取り上げ、喧嘩をしないの!と2人を叱る。

息子はそこで手を出すことをストップしたけど、娘は腹がおさまらず

更に息子の手をつねろうとしたので、その手をおさえて「そんなことしちゃいけないよ」と低い声で言った。

 

その瞬間である。あろうことか娘が私の目を見ながらふき出して嘲笑った。

 

ハイ、ここでプッチーンと切れましてビンタしたんである。

ビンタしたら娘はみるみるうちに泣き出した。

 

 そこからは、ゆっくりゆっくり言い聞かせ。

お勉強はいいことだけど、帰ってからのルールは守らなくちゃいけない。

寝る時間が決まっているから、全部やることを終わらせてから自由時間だよ。

真剣にお話している時に笑われると嫌な気持ちになるし悲しいよ。

 

娘が泣きじゃくってる時は背中をさすり、落ち着いた頃にゆっくりとお話する。

またしゃくりあげたら、背中をさすって落ち着くのを待つ。

 

少しずつ落ち着いてきたので、またゆっくりと同じことを伝える。

そして「お支度の前にやりたかった?お勉強大好きだもんね。」と

声をかけたら、娘は泣きじゃくりながら「なんでお勉強だけやっちゃだめなのか

分からない…」と声を振り絞って伝えてきた。

 

ああ、そうなんだ。

娘はお勉強がすごく好きで、明日の支度ができなくてもずっとやっていたかったんだ。

 

最近ワークなどが大好きで知的理解欲がどんどん深まる娘。

難しいこともよく知っていてそのたびに「すごいね!お勉強していて偉いね」

ってずっと褒めてきたんだった。

 

そこでまた、お勉強が大好きなのはよく分かったけれど

お勉強だけしかしないとどういう風に困るか、ひとつひとつ説明した。

そして、イライラした気持ちを人にぶつけたりすること、

とがったものを持ったままつかみかかると危ないことも。

 

最後にたたいたことを娘に謝った。

叩いたけれど、けして娘が嫌いじゃないこと。

きちんとこうやってお話しをしたかったこと。

 

すると、ここ最近自分が悪いことをしたとしても

促されないと謝れない娘が、自分から「ごめんなさい」と謝ってきたのだ。

 

時間はかかるけれど、向き合った分だけちゃんと伝わるし

分かってくれるのだなーと思った。